私たち野菜遺産プロジェクトの想いと共に紹介しています。
もし今回、野菜遺産の活動に興味を持ってくださったら、ぜひ登録していただけると嬉しいです!
はじめに… みんなに知ってほしい個性豊かな野菜のお話
ピーマンは1種類だけじゃない!
みなさんは『ピーマン』お好きですか??
絵本でも嫌われ者として登場しがちなピーマン。
栄養価が高いことは何となくわかっていても、苦手だな…と思っている方も多いですよね。
大人気アニメ「推しの子」の中でも「ピーマン体操」という歌があるくらい、苦手な野菜の代表格になってしまっていますが、実はたくさんの種類が存在していることをご存じでしょうか?
スーパーに並ぶいつものピーマンの陰にはたくさんの種類が
よくスーパーで見かけるピーマンは、たくさんある種類の中から、みんなに人気のある色や形のものが選ばれて並んでいます。
その陰には、スーパーに並ぶ人気者にはなれないけど、個性的で他にはない姿や味のピーマンがたくさんあります。
ですが、見慣れない姿かたちであるために、お客さんになかなか買ってもらえず、中には作る人がいなくなって絶滅してしまったものも…
実はこれ、ピーマンに限った話ではなく、いまこの時にも消えつつある野菜がたくさんあるのです。
消えゆく野菜を残す「野菜遺産プロジェクト」
「野菜遺産プロジェクト」では、消えゆこうとしている個性豊かな野菜たちを未来に残すため、
みなさんにその存在を知っていただき、それらの野菜を作ったり、食べたりしてくれる人たちを増やしていこうという活動を行っています。
今回のイベントでは、個性豊かな野菜たちに目を向けるきっかけの一つとして、
「カリフォルニアワンダー」という種類のピーマンのタネをお配りしました。
この種を自分の手で育てることによって、よく目にするピーマンとの違いを感じていただき、
さらに、野菜を作ることの楽しさや、自分で育てた野菜の美味しさも知っていただければ嬉しいです。
カリフォルニアワンダーってどんなピーマン?
名前に「カリフォルニア」と付いている通り、もともとはアメリカで生まれました。
辛くないものを選んで改良したことによって生まれたと言われています。
初めはシシトウのような小型種が主に作られていましたが、やがて大型の「カリフォルニアワンダー」がアメリカからやってきて、これを使って新たな種類のピーマンが開発されるようになりました。
当時の日本人の好みに合わせて開発された、肉薄で中型、香りの少ないピーマンが現在の主流となりました。
現在主流のピーマンの基になっているともいわれる貴重でグローバルなカリフォルニアワンダー。
ぜひ自分の手で育てて・食べて、野菜の歴史と面白さを体験してみてください。
カリフォルニアワンダーの特徴
その1 大きくて肉厚
重さで比べると一目瞭然!!なんと100gまで大きくなることも!
■ 一般的なピーマン:20~40g
■ カリフォルニアワンダー:50~80g 約2倍!!
その2 苦みやえぐみが少ない
ぜひサラダなど生でもチャレンジしてみて!
その3 大獅子型ピーマンの元祖
このピーマンの血を受け継いで作られた品種もたくさんある“元祖”大獅子型ピーマンです!
その4 たくさん収穫できる
水やりと追肥を頑張れば、さらにたくさんの収穫を目指すこともできますよ!
その5 昔からの姿で生き残っているレアな品種
昔、日本に入ってきてから、変わらない姿で生き残っているレアなピーマンなんです!