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プロジェクトからのお知らせ

【GreenSnapMarche共同企画】カリフォルニアワンダーの育て方

このページではカリフォルニアワンダーの育て方とポイントを紹介します。
スーパーでは出会えない、魅力いっぱいの大きなピーマン。ぜひ自分の手で育てて、味わってみてください!
野菜遺産プロジェクトでは活動の最新情報をお届けする、ニュースレターを配信しています。
もし今回、野菜遺産の活動に興味を持ってくださったら、ぜひ登録していただけると嬉しいです!

種まきと収穫時期

STEP1 ポットに種まきをして苗を作ろう

まずは小さなポットに種をまいて苗を育てていきます。
大きくなったらプランターや畑に植え替えるので、植え替え予定のスペースやプランターの数に合わせてポットの数を決めましょう。
1 ポット1 苗になりますが、少し多めに用意しておくと安心です。

準備するもの

・種(カリフォルニアワンダー)
・野菜用培養土(ポットサイズ応じた量)
・ポリポット(牛乳パックの底に穴を開けたものでも代用できます)

► 植え替えの際に必要なものは、 STEP2で紹介します。

 


▲ 種まきに必要なグッズは100円ショップでも手に入りますよ。

種まき

日中の気温が25~30℃くらいになる、暖かい日に種を蒔きましょう。

ポリポット等の容器に土を入れて、上から軽く押し、平らにならします。
このとき、土は容器のふちから2㎝くらい下の位置になるよう入れます。

ポットの土の真ん中あたりに、指で深さ1 ㎝くらいの穴を3つあけます。
その穴に1粒ずつ種を蒔いたら、上から穴を埋めるように土を被せて軽く押さえます。

最後にたっぷり水やり(ポットの穴から水が流れ出るくらい)したら種まき完了です。


▲ ポリポットは牛乳パックなどの容器で代用することもできます。

種まき後は毎日様子を見て、土を乾かさないように水やりをしましょう。

間引き

はじめ双葉が2枚出てきた後、次に本葉と呼ばれる葉が成長します。
この本葉が2~4枚出たところで、3粒蒔いたうちの一番元気でしっかりした苗を1本残して、残りは根元から切り取ってしまいます(間引き)。
1つのポットにつき苗が1本だけ残るようにして下さい。

STEP2 植え替えをして大きく育てよう

本葉の枚数が8枚ほどに育ったら、いよいよプランターや畑へ植え付けるタイミングです。

準備するもの

・プランター(30L以上がオススメ・サイズ約38×38×H28cm等)
・野菜用培養土(プランターサイズに合わせて)
・鉢底石
・野菜用肥料
・約150㎝の支柱(1本の苗に3本必要)
・麻ひもやビニールひも
・ハサミ

※ 畑や庭など地面に直接植える場合はプランター・培養土・鉢底石は不要ですが、下記を用意すると良いです。
・黒マルチシート
・消石灰

プランター準備・土作り(畑)

► プランター栽培の場合

元肥入りの野菜用の培養土を使うのであれば特別な準備は不要です。
鉢底石をプランターの底が隠れる程度に敷いてから、培養土を入れて軽く押さえ、平らにならしておきます。
水やりの際にあふれてしまわないように、土の量はプランターの縁から2cm下くらいにしましょう。

► 畑・庭など地植えで栽培する場合

植えつけ予定日の1週間くらい前に、元肥として、消石灰を1㎡当たり100gと、
肥料(8-8-8などの化成肥料がおすすめ)を200~300g混ぜ込みます。
必要な分、畝を立てたらマルチを張っておきます。

※ ナス、ピーマン、トマトなどナス科の野菜を同じ場所で続けて栽培すると、病害虫の被害を受けやすくなります。
3~5年以内にナス科を栽培した場所や土を使うのは、なるべく避けた方が安心です。

植えつけ

本葉 8枚ほどに育った苗を、プランターや畑へ植えつけます。
ポイントは「浅植え」です。

まず、植えつける位置に軽く植え穴をあけます。
30Lほどのプランターなら中心に1つ。畑や大型プランターなどに複数植える場合は、株間を45~50cm位にします。

ポットの苗の根元を人差し指と中指で挟むように押さえ、ひっくり返しながらポットの底を押して、苗を土ごとポットから外します。

開けた植え穴に苗をまっすぐ入れたら、隙間ができないように土をぐっと寄せます。
深く植えすぎないよう、株元が植え穴から少し盛り上がる程度で苗を植えましょう。

支柱立て

苗を植えつけるのと同じタイミングで、
株から10~15cm離れた地面へ、直径2cm、長さ150cm程の支柱を垂直に立てます。
麻ひもなどを使ってこの支柱に茎を固定(誘引)することで、雨や風、枝の重さ等で苗が倒れてしまうことを防ぎます。

わき芽取り

しばらく育てていると、上へ上へと伸びていく茎の他に、葉っぱの付け根辺りから新しい芽(わき芽)が出てくるようになります。
このわき芽は、そのままにしておくと栄養が分散してしまうので、定期的に摘み取るようにします。
※摘み取った後も同じ所から伸びてくるので、たまに確認して摘み取りましょう。

ただし、2本のわき芽だけは、そのまま伸ばすために残しておきます。
位置は、一番最初にでてきたピーマンの花の、すぐ下とそのもう一つ下の2本のわき芽がベストです。
残したわき芽が伸びてきたら、それに沿わせるように支柱を2本追加して立ててあげましょう。

追肥

植えつけの2週間後から定期的に肥料を与えましょう。
固形肥料の場合は、2週間に1回を目安に約10gを株の周りにパラパラと撒きます。
液体肥料の場合は、1週間に1回くらいの頻度で水やりの際に与えましょう。

与える量や濃度は、使う肥料のパッケージを確認して調整して下さい。

畑での栽培の場合は、
2週間に1回、固形肥料を1㎡当たり50gを目安に追肥します。
株が小さいうちはマルチの穴に30g程度(ひとつかみ分)まき、
株が大きくなったらマルチをめくって畝の肩にまいて、マルチを元に戻します。

この時、土の表面に根がでてきている場合は土を寄せかけてください。

邪魔になる葉を落とす

ピーマンの実が大きくなってきて、実に葉が当たるようになったら、邪魔になる葉を取り除いてあげましょう。
ただし、一回で何枚も切ってしまうと株が弱くなったしまうため、様子を見ながら少しずつ行いましょう。

収穫

一番果は開花後25日くらいで収穫し、その後は開花から15日を目安に収穫しましょう。
※完熟すると綺麗な赤色になりますが、こちらも美味しく食べる事ができます。

STEP3 チャレンジ!種を採ってみよう

緑色のピーマンを収穫せず、そのままにしておくと、やがて真っ赤に完熟します。
美味しく食べる事もできますが、中身の種をうまく採れば、来年また種まきして野菜作りを楽しむことが出来ますよ。
方法は、真っ赤なピーマンから種を取り出してきれいに洗い、風通しの良い場所で乾燥させればOK。
※ピーマンが緑色のうちは、まだ未熟なので種を採る場合は熟した赤色のものから採ってください。
数日間置いて十分に乾燥が出来たら、密閉容器に入れて涼しく暗い場所に保管し、翌年の種まき時期を待ちましょう。
上手くいけば来年もカリフォルニアワンダーを楽しむことが出来ます!
近くに違う品種のピーマンやとうがらしが植わっている場合は、品種が混ざって同じ形にはならない可能性がありますが、
どんな形、味になるかオリジナルなピーマンを育ててみるのも楽しいかもしれません!
活動報告をお届けします